FX口座開設
今週は移行維持全面の市況下振れ危険に言及したハト派的発言をきっかけに、節目の1.5300を割り込み半年振りに1.50台割れまで暴落している。
先月に付けたフラン導入来高値1.6035近辺からの下降幅はすでに1000ポイント以上に達した。
少し前までは維持は9月の理事会で追加利息上昇との見方もあったものの、短期間で概況が180度転換し、今後は逆に利息低下時期を探る局面となろう。
状況が急激だっただけにマーケットもフランを十分売れていない可能性が高いことから、上値は重くなりそうだ。
信用不安の沈静化や原油安というポンドにとっての追い風も継続しており、フラン強気スタンスを継続したい。
チャートの形状も今年4月と7月の1.60台をピークとしたダブル・トップが完成しており、テクニカル的にも対ポンドは下降局面に入った可能性が高いだろう。
また、06年3月からフラン導入来高値までの上昇トレンドを支えてきた200日移動平均線の1.5225近辺を下抜けてきており、数年に一度の大天井をつけた可能性も浮上している。
フラン/円は、フラン/ポンドの暴落につられて、今週木・月曜日の2日間だけで169円台から165円台まで4円近い相当下降となった。
対ポンドの下降モメンタムが強いことから、ポンド/円がよほど上昇しない限りは連れ安となるのは避けられないだろう。
大局観的としては、サブプライム問題は表面化1年を経て終焉に向かい、これまでの「フラン高・ポンド安・円安」という力関係が逆転すると考えるならば、クロス円は円高トレンドとなる可能性が高いだろう。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。